Gemini in Chromeとつくる、Amebaブログの新しい体験

Google社が提供を開始した便利な機能「Gemini in Chrome」。 その公式紹介ページに、Amebaブログが起用されました! 今回の機能でAmebaブログでの体験がどうアップデートしていくのか。また、ブログとAIの関係性についてをブロガーリレーション局のメンバーに聞きました。 さらに、ページ掲載にあたりご協力いただいたAmebaトップブロガーのyukiさんに実際に機能を体験していただきました!

プロフィール

谷田川 顕子(やたがわ あきこ):AmebaLIFE事業本部 ブロガーリレーション局。日々ブロガーに寄り添い、二人三脚で発信を支える。

岡本 あずさ(おかもと あずさ):AmebaLIFE事業本部 ブロガーリレーション局。ユーザーの体験価値向上に向けた様々な施策をリード。

yuki(ドキ子):Amebaブログのトップブロガー。ライフスタイルの記録を豊かに発信し、多くの読者から愛されている。

yuki (ドキ子)さんブログ「おうちと暮らしのレシピ〜HOME&LIFE〜」https://ameblo.jp/yukihomelife/

信頼関係から生まれた、Googleとの実験的なアプローチ

――今回はGoogle社のAIモデル「Gemini」を活用した新たな機能の紹介ページに、トップブロガーのyukiさんのブログが掲載されましたが、どのようなきっかけで取り上げていただいたのでしょうか?

谷田川:元々、Googleさんと一緒にブロガー向けの勉強会を開催したり、ブロガーさんとGoogle本社に伺って新機能のレビューを行うといった活動を継続的に行っていたんです。

そうした過去からの関係値があり、今回ありがたいことにGoogleさん側からお声がけをいただいたという経緯です。

岡本:以前からGoogleさんとは「AIをブログでどう活用していくか」といった実験的な取り組みや議論を重ねてきました。そういった経緯もあり、Amebaブログのメディアとしての価値を評価してくださっていたからこそ、今回「ぜひAmebaさんで」とお声がけいただけたのかなと思います。

【Gemini in Chromeとは?】

Google Chromeブラウザに直接組み込まれたパーソナルAIアシスタント機能です。

わざわざAIのサイトへ移動したりURLをコピー&ペーストしたりする手間なく、画面右側のサイドパネルから現在開いているウェブページの要約や質問ができます。

また、今開いているページだけではなく複数のタブで開いている記事をGeminiが横断的に理解してくれます。

谷田川:例えば、今回取り上げていただいたyukiさんのブログの旅行記事をGoogleのタブで4つ開いた状態で、「この記事の中で実際に行ったスポットや美味しかったものを教えて」と指示すると、Geminiがパッとまとめて回答してくれる。ページ内ではそんなユースケースを紹介していただいています。

――ブログを読む体験がより便利になりますね!普段ブロガーさんと密に接している谷田川さんから見て、今回の機能によって読み手側の体験はどう変化しそうですか?

谷田川:今回のChromeへのGemini搭載によって、読み手の体験は「検索して読む」から、「読みながらAIと対話する」体験へ大きく変わると感じています。

これまでは記事を読んでいて分からない言葉や気になるポイントがあれば、自分で検索し直したり、複数の記事を行き来したりする必要がありました。しかしGeminiがブラウザに統合されることで、その場で要約してもらったり、自分向けに噛み砕いて説明してもらったり、記事の内容について追加質問したりできるようになり、とても便利になります。

特に情報収集の初期段階では、「まずAIに全体像を整理してもらい、その後で詳しい記事を読む」という行動が当たり前になるかもしれません。読者にとっては、情報収集の効率や理解度が大きく向上する変化だと感じています。

一方で、普段ブロガーの皆さんと接している立場から見ると、今後は単なる事実やノウハウの整理だけでは差別化が難しくなるとも感じています。AIは情報を要約することは得意ですが、その人ならではの体験談や失敗談、現場感覚、熱量までは再現できないと感じています。

だからこそ、これからは「何を知っているか」だけでなく、「誰が語るのか」の価値がより高まると思います!

読者はAIで効率よく情報を整理しながらも、最終的には信頼できる書き手や共感できる発信者を選んで読むようになる。その意味で、良い書き手にとってはむしろファンを増やすチャンスになれば良いなと感じております。

――yukiさんはご自身の過去記事をGeminiにまとめてもらう機能を体験してみて、率直にいかがでしたか?

yukiさん:「これ便利やな〜!」と思ったのが、過去記事を横断して情報を整理してくれるところです。

ブログを長く続けていると、自分でも「確か前にも書いた気がするけど、どの記事やったっけ?」みたいなことが結構あるんです。特に旅行記事や商品レビューは関連記事も多いので、複数の記事をまとめて読み取って比較したり整理したりしてくれるのはすごく助かりそうだなと思いました。

あと、自分ではすっかり忘れていた過去記事や情報まで拾い上げてくれるのも面白くて、「そんなこと書いてたっけ!」という発見がありそうです。

記事を探したり読み返したりする時間を短縮しながら、自分の過去の発信を活用できるのは、ブロガーにとってかなり魅力的な機能だと感じました。

yuki (ドキ子)さんブログ「おうちと暮らしのレシピ〜HOME&LIFE〜」

――プロダクトとしての利便性を肌で感じられたのですね!今後のブログでのAI活用の展望はありますか?

yuki:今は情報整理で使うことが多いのですが、今後は自分の過去記事の分析にも使ってみたいなと考えています。

これまで書いてきた記事数もかなり多いので、「どんな記事が読まれやすいのか」「読者さんがどんな内容に興味を持ってくださっているのか」をAIに整理してもらい、その結果を活かしながらより良いブログを書けたら面白そうだなと思っています。

また、旅行記事や収納記事、コスメ記事など、過去に書いた複数の記事を横断して比較表を作ったり、おすすめポイントをまとめたりできるようになれば、記事作成の効率化だけでなく、読者さんにとっても分かりやすい情報発信に繋がりそうですよね。

私自身、AIは「代わりに書いてもらう」というより、「自分では気づかなかった情報を整理したり発見したりするパートナー」のような使い方に可能性を感じています。今後どこまでできるようになるのか、とても楽しみです!

創作のパートナーとしてのAI活用のリアル

――普段ブロガーさんと密に接しているお2人から見ても、今回の事例のようにAmebaブログでのAI活用というのは進んでいるのでしょうか。

谷田川:ブロガーさんという視点でお話しすると、活用している度合いは本当に人によってバラバラです。よく使っている人は色々なことに使っていますが、まだこれからという人は、本当にAI相談ベースで聞いてみるようなライトな使い方です。

上手く活用されている方は、記事のタイトルや記事内の見出しを付けるときに相談したり、ブログの構成案を作るときに活用したりしています。あとは、自分でイラストを描くのが難しいときに、AIで画像を作ってもらっている方は多い印象です。

特にファッション系のブロガーさんなどは、上手くAIを取り入れて活用されている方が多いと感じます。

一方で、自分の書いた記事がAIに学習されることを懸念される方もいらっしゃいます。そのあたりのバランスは難しいところですね。

岡本:本当にAIに対しての考え方も人それぞれですし、そこは尊重したいなと思いますね。

――オリジナルな発信を大切にするブログだからこそ、AIとの付き合い方には工夫が必要そうですね。

谷田川:そうなんです。たまにAIで作った文章をそのままコピー&ペーストして使っているようなケースも見かけますが、それは読者の方に伝わってしまいますし、コメントなどで突っ込まれてしまうこともあります。だからこそ、私たちブロガーリレーション局としても「ご自身のオリジナルな部分は大切にしてほしい」ということは、日頃からブロガーさんにお伝えしています。

効率化の先にある「共存」を目指す

――今後はブロガーのみなさんとAIの関係性をどのようにサポートしていく予定ですか?

岡本:AmebaブログではさまざまなAI機能を実装してリリースしていますが、ブロガーのみなさんはそれをすごくポジティブに受け止めてくれています。

私や谷田川さんからいつもお伝えしているのは、「アイディアやその人の経験、体験は、そのブロガーさんにしか絶対に書けないもの。だからこそ、考えることや体験することになるべく時間を使ってほしい」ということです。それ以外の部分をAIを使って効率的にやっていきましょう、というお話をしています。

谷田川:その役割分担のバランスが本当に大切だと思います。

岡本:ブロガーのみなさんは本当に忙しい方ばかりなので、自分のパターンや型を学習させた上で構成などをAIに任せることで、少ない時間でも効率的に記事を書いていく。それが今の時代に合っているよね、というお話には、みなさんもすごく共感してくださいます。

そうやって上手くAIと共存して、より良いブログを書いていただけることが理想です。発信できる材料や記事の本数が増えれば、読者の方々にももっと喜んでもらえますから。これからも、そうしたポジティブなAIの活用を私たちがしっかり発信し、サポートしていきたいと思っています!