200人全員が「関取」に?カルチャー推進室に聞く、新施策「AI相撲部屋」について

  • カルチャー推進室:中山

登場人物

  • 梅本 拓馬
    全体の推進戦略設計を担当 。 09新卒。 人事広報本部人事室責任者 兼 カルチャー推進室責任者 。
  • 丸 匠
    クリエイティブを担当 。 17新卒。 開発本部デザイングループ所属 兼 カルチャー推進室 。

こんにちは!カルチャー推進室の中山です。

「AIを使って業務効率化!」口で言うのは簡単ですが、いざやるとなると「難しそう」「後回しでいいや」となりがちです。(私がそうでした…)

先日、AmebaLIFEで行ったAIスキルアップ施策「AI相撲部屋では、なんと参加メンバー200人全員が目標の「関取」に到達することができました。

今回、AI相撲部屋の推進設計を担ったカルチャー推進室の梅本さんと、クリエイティブを担当した丸さんにお話を聞いてきました!

最初に:カルチャー推進室って?

カルチャー推進室は、AmebaLIFE事業本部を横断して施策を運営・推進する横軸の組織運営チームです。普段は、月次の締め会(表彰)やオフィス改善、アメガチャといった、組織横断施策を運営しています。

単にイベントを実行するだけではなく、「組織の目指す未来へ社員を導きAmebaLIFEらしい文化・風土を​作り続けるカルチャーエンジンになる​」ということをミッションに掲げています。

今回の「AI相撲部屋」も、AIボードが設計したスキルアッププログラムを、いかに当たり前の日常として推進し、組織全体のパフォーマンスを上げるかという挑戦でした。

1. 現場の責任者が「親方」として旗を振る

まず取り組んだのが、組織を4つのチームに分け、それぞれの事業責任者がリーダー(親方)を担う「部屋」という体制づくりです。

そのうえで、部屋ごとに全員がAIを使いこなせる「関取」になることを目指しました。

ーー今回、あえて事業責任者を「親方」に据えてチーム制にしたのはなぜですか?

梅本:AI活用って実情がわかりにくいし、新しいことへのチャレンジは最初は億劫になりがちです 。だからこそ、横軸でサポートするだけでなく、縦(各チーム)の責任者が「これをやるぞ!」と旗を振って、推進にしっかり体重を乗せる必要があると考えました 。

丸: 仕組みとしてリーダーが引っ張る形ができていたからこそ、僕らクリエイティブ側も、難しいものと思われないように「愛着が湧くような柔らかい世界観」を作ることにフォーカスできました。

2. 200人が前向きに走り出す空気づくり

プログラムの中身はAIボードが練り上げた実践形式。リスク管理やプロンプトの書き方などの基本から、最後はGemやDifyで自作ツールを作るレベルまで。

この本格的な課題を、どうやって挫折せず前向きにやりきってもらうかがポイントでした。

ーー基礎から始まり、気づけばツール作成まで。ハードな内容でしたが、楽しんで最後まで走りきれました。

梅本:目指したのは、「特別なスイッチを入れなくても、その姿でいるのが当たり前」という状態です。アスリートが厳しい練習を経て、安定して良いパフォーマンスを出せるようになるのと同じですね。AIも「頑張って使うもの」というフェーズを卒業して、呼吸するように使いこなせるまで組織のベースを引き上げたかったんです。

ーーなるほど。「特別なこと」から「日常」に変えるための修行だったんですね。

丸: 僕も受講者として参加しましたが、一個クリアしたら「ついでに次もやっちゃいたい!」と思えるような、ゲーム感覚のレベルデザインになっていましたね 。

3. デジタルなAIを、あえて「アナログな掲示板」で見せる

浸透のための最大の仕掛けが、オフィスの真ん中に設置された巨大なアナログ掲示板。200人全員の「木札」を用意し、目標(関取)を達成するごとに合格者の木札を貼り出していきました。

裏側では、各部屋に促進担当の「盛り上げ隊長」を置き、メンバーへのきめ細かなフォローも同時並行で進めていきました。

ーーAIというデジタルの施策で、あえてアナログな掲示板にしたのはなぜですか?

梅本: AI活用は進捗が目に見えにくいものだからこそ、あえてアナログな可視化にこだわりました。オフィスの中心という毎日必ず通る場所に掲示板があることで、嫌でも仲間の進捗が目に入ります。「自分の部屋も盛り上がってる、自分もやらねば!」という自発的なループが自然と発生する仕組みを狙いました。

丸: その空気感を作るために、Amebaの象徴である「Spindle」のデザインを掛け合わせたり、社内ガチャにAI力士を混ぜたりして、日常の風景に違和感なくはめ込んだのもポイントです。特別なイベントではなく「いつものAmebaLIFEの光景」に溶け込ませることで、心理的なハードルを下げていきました。

4. 最後に:組織の「文化」が事業を加速させる

ーー最後に、これからのカルチャー推進室としての展望を教えてください。

梅本: 私たちの役割は、単に施策を成功させることではなく、半年後、一年後にその取り組みが「当たり前」の文化として根付いている状態を作ることです 。経営と現場を繋ぐエンジンとして、みんながいきいきと言葉を発信し、自然と同じ目的地へ進んでいける。そんな「強い組織文化」を、あらゆる横断施策を通じて全方位で作っていきたいですね。

丸: 今回、理想の状態を実現するために、職種の壁を超えて全員が動く「AmebaLIFEらしい熱量」を改めて感じました 。こうした「自分たちの文化は自分たちで作る」という姿勢が組織の底力になると思うので、クリエイティブの力でそれを支え続けたいです 。

編集後記

真っ白だった掲示板が200枚の木札で埋まった光景は、まさに圧巻でした !今ではAIも、すっかり私の仕事仲間に 。これからも、みんなが自然とワクワクできるような楽しい空気を作っていきたいです!